高校生の時に猿そっくりの同級生にタバコを進められ、河川敷で吸ったのが最初だった。
「うわぁっ、まっじい！」
体外からくる不純物を排除しようと、ツバが大量に出てきた。
そのツバを吐き散らかしながら、「こんなん吸う大人たちにはならんだろうな」と思っていた。

しかしながら20を越えると、一気に周囲の喫煙人口は増え、それに合わせて常習化していくのであった。
喫煙所には独特の空気が漂っていて、それが心地よかった。
当時すでに小泉政権下で健康増進法が施行されていたのもあって、タバコを吸う人間同士の連帯感があった。今のほうが喫煙者が少なく連帯感が強いんじゃないかと言う意見もあるけれど、連隊とか言うレベルではなく迫害されている。今の喫煙者は社会的に迫害され、人権も奪われるだろう。

禁煙者にとって喫煙者とは自堕落、快楽主義、自分本位で毒ガスを巻き散らかす憎むべき存在。法が許す範囲でぶっ叩いても構わない、という意識が少なからずある。(勝手に断言する。)これは、喫煙経験がない人間より嗜虐的になれる。
だって自分は禁煙という困難を乗り越えた禁欲者、かたやのんきに副流煙を撒き散らしながら食後の一服をかます幸福面した我欲の亡者。
このアングルは禁欲的生活をおくる宗教者と、肉を酒で流し込み女を抱く一般大衆と同じだ。自分が我慢しているからこそ欲望に流れる人間に対して、愚かで蔑んでいいような気分になる。

禁煙成功者と喫煙者は非喫煙者とは別のレイヤーで、大きな暴力装置を抱えて対峙している。

4日目

脳みその中に重い石が入ったかのようなすぐれない調子が続く。タバコ1本吸ったならば循環を止めた脳みその血流が一気にギュント加速して楽になれるのに。

今日は8時間ほど眠った。外に出ると誘惑が多いので部屋の中で掃除をしたりご飯を食べたり。暇なのでまた食べたりテレビを見て食べたり。パソコンいじっては食べたり。

 うわーやべ食べてばっかりであぁ！！

禁煙グッズ

こちらのスリーピータイムはパッケージにつられて購入しました。ホットミルクと合わせてよく飲んでいます。
禁煙開始する前から飲んでいますが、同じノンカフェインのルイボスティーよりも眠りにつくのが楽になりました。

ニコチンを体外に排出するには、たくさん水分をとることですね。自分は大体2L/1dをとるようにしています。